大分県別府市で起きた大学生ひき逃げ死傷事件で、重要指名手配されている八田與一容疑者に関する情報提供が4000件を超えたことがわかりました。大分県警は引き続き八田容疑者の追跡捜査に全力をあげるとともに、情報提供を呼びかけています。

大学生ひき逃げ死傷事件に関する情報提供について、大分県警は去年12月末までの状況について発表しました。
それによりますと、総情報件数は4052件(10月末3278件、11月末3769件)に上り、このうち八田容疑者に似た者の目撃情報は3749件です。

地域別では「関東」が最も多く1435件、次いで「九州」が502件(大分337件)、「近畿」が449件、そのほかの地域が657件です。またインターネット上の動画や画像に似た者が映っているなどの情報は369件となっています。

なかでも「関東」での目撃情報(9月末679件、10月末1107件、11月末1325件)は引き続き増加傾向です。

県警の捜査幹部は「一般社会に溶け込み、街中に潜伏している可能性もあるが、あらゆるケースを想定に捜査を続けている。目撃情報のほか、公共交通機関などの利用形跡も含め、一つ一つ情報を精査し八田の検挙に向けて全力をあげていく」としています。

この事件は2022年6月29日、別府市野口原の県道で停車中のバイク2台に軽乗用車が追突、大学生2人が死傷。
八田容疑者は車を乗り捨て、海の方向に裸足で逃走。現場から2キロ離れた北浜のヨットハーバー近くにいたことがわかっていますが、そこで足取りが途絶えました。また直前に八田容疑者と亡くなった大学生との間でトラブルが起きていたこともわかっています。

[TBSニュース]
2024年1月9日(火) 15:30
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/931167

※重要指名手配されている八田與一
https://tadaup.jp/22475f21e.png