https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180221/k10011337421000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_051
2月21日 14時11分
去年6月、茨城県にある研究施設で起きた被ばく事故について原子力規制委員会は、国際的な基準に基づく事故の深刻さを「異常事象」に当たる「レベル2」と評価しました。そのうえで、核燃料物質を扱う場合は原則、密閉した設備で行うことを義務化することを決めました。
去年6月、茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の研究施設で、プルトニウムなどの核燃料物質が入った袋が破裂し、作業員5人が被ばくしました。
原子力規制委員会は21日の会合で、最も影響が大きかった作業員の被ばく量が、今後50年間で100ミリから200ミリシーベルトと見込まれるなど法定限度を超える被ばくがあったことや、定期点検が実施されていないなど、核燃料物質の管理や防護に問題があったと指摘しました。
そのうえで、「INES」と呼ばれる事故の深刻さの国際的な評価基準でレベル0から7の8段階のうち、下から3番目の「異常事象」の「レベル2」に当たると評価しました。
会合の中で、委員からは「今後、実効性のある再発防止策が取られているかチェックしていくべきだ」といった意見が出ていました。
今回の事故を受けて規制委員会は、核燃料物質を扱う場合、原則、密閉された設備の中で行うことを義務化することも決定しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180221/K10011337421_1802211427_1802211439_01_02.jpg
2月21日 14時11分
去年6月、茨城県にある研究施設で起きた被ばく事故について原子力規制委員会は、国際的な基準に基づく事故の深刻さを「異常事象」に当たる「レベル2」と評価しました。そのうえで、核燃料物質を扱う場合は原則、密閉した設備で行うことを義務化することを決めました。
去年6月、茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の研究施設で、プルトニウムなどの核燃料物質が入った袋が破裂し、作業員5人が被ばくしました。
原子力規制委員会は21日の会合で、最も影響が大きかった作業員の被ばく量が、今後50年間で100ミリから200ミリシーベルトと見込まれるなど法定限度を超える被ばくがあったことや、定期点検が実施されていないなど、核燃料物質の管理や防護に問題があったと指摘しました。
そのうえで、「INES」と呼ばれる事故の深刻さの国際的な評価基準でレベル0から7の8段階のうち、下から3番目の「異常事象」の「レベル2」に当たると評価しました。
会合の中で、委員からは「今後、実効性のある再発防止策が取られているかチェックしていくべきだ」といった意見が出ていました。
今回の事故を受けて規制委員会は、核燃料物質を扱う場合、原則、密閉された設備の中で行うことを義務化することも決定しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180221/K10011337421_1802211427_1802211439_01_02.jpg