https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-45910778
カショジ記者失踪、サウジ「殺人部隊」と言われる15人はどんな人物か
2018/10/19 8時間前
トルコ当局がサウジアラビア人記者ジャマル・カショジ氏失踪に関与したとみているサウジ国籍の男15人について、トルコ・メディアは身元を特定したと報じている。カショジ記者はサウジ政府に批判的で、2日にトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館に入ったのが確認されたのを最後に、行方が分からなくなっている。
男15人のほとんどは、カショジ記者が書類手続きのためサウジ総領事館を訪れる数時間前に自家用機でイスタンブールに到着した。その日のうちに同じ飛行機に乗ってサウジアラビアの首都リヤドに戻ったという。
トルコ当局は15人がサウジ政府職員と情報部員だとみている。自由に閲覧可能な公開情報から確認できることだという。
一方で、サウジ政府はカショジ氏失踪について関与を全否定している。カショジ氏は必要な書類を取得後、間もなく総領事館を出たと同政府は主張している。
トルコで報じられている15人の人物像をまとめた。
サラー・ムハメド・A・トゥバイジ氏(47)
https://ichef.bbci.co.uk/news/410/cpsprodpb/1FF5/production/_103918180_f467acec-152b-4fb0-9850-2b04cb735ae0.jpg
サラー・ムハメド・A・トゥバイジ医師は法医学者だ。英スコットランドのグラスゴー大学で修士号を取得したほか、2015年にはオーストラリアのビクトリア法医学研究所に3カ月滞在した。
トゥバイジ医師はツイッターのプロフィール欄に、法医学の教授でサウジ法科学学術会議の議長だと記載している。トゥバイジ氏のアカウントにはサウジ内務省へのリンクも貼られていた。
英ロンドン拠点のアラビア語新聞アシャルク・アル・アウサトは2014年、トゥバイジ医師がサウジ内務省の公安総局法科学部で働く中佐だと書いた。
アシャルク・アル・アウサトのインタビュー記事には、軍服を着たトゥバイジ医師の写真も含まれる。インタビューでトゥバイジ医師は、法医学者が検視をわずか7分で行えるという、自ら設計した移動実験室について語っている。メッカ巡礼時に死亡したイスラム教徒の死因を素早く見極めるために設計したという。
トルコ当局によると、トゥバイジ医師は現地時間1日、自家用機HZSK2便でサウジアラビアの首都リヤドを出発。2日午前3時13分、トルコ・イスタンブールのアタチュルク空港に到着したとみられる。トルコ当局はトゥバイジ医師が同便で到着時、骨用のこぎりを持っていたとも述べた。この自家用機は航空会社スカイ・プライム・アビエーション・サービシズ所有で、同社は昨年、反汚職運動の一環でサウジ政府に差し押さえられたと言われる。
トゥバイジ医師は在イスタンブールのサウジ総領事館から0.5キロ西に位置するホテル・モーベンピック・イスタンブールに滞在し、2日午後10時54分に到着時と同じHZSK2便でイスタンブール・アタチュルク空港を出発した。同便はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイを経由し、3日夜にリヤドに到着した。
(リンク先に続きあり)
カショジ記者失踪、サウジ「殺人部隊」と言われる15人はどんな人物か
2018/10/19 8時間前
トルコ当局がサウジアラビア人記者ジャマル・カショジ氏失踪に関与したとみているサウジ国籍の男15人について、トルコ・メディアは身元を特定したと報じている。カショジ記者はサウジ政府に批判的で、2日にトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館に入ったのが確認されたのを最後に、行方が分からなくなっている。
男15人のほとんどは、カショジ記者が書類手続きのためサウジ総領事館を訪れる数時間前に自家用機でイスタンブールに到着した。その日のうちに同じ飛行機に乗ってサウジアラビアの首都リヤドに戻ったという。
トルコ当局は15人がサウジ政府職員と情報部員だとみている。自由に閲覧可能な公開情報から確認できることだという。
一方で、サウジ政府はカショジ氏失踪について関与を全否定している。カショジ氏は必要な書類を取得後、間もなく総領事館を出たと同政府は主張している。
トルコで報じられている15人の人物像をまとめた。
サラー・ムハメド・A・トゥバイジ氏(47)
https://ichef.bbci.co.uk/news/410/cpsprodpb/1FF5/production/_103918180_f467acec-152b-4fb0-9850-2b04cb735ae0.jpg
サラー・ムハメド・A・トゥバイジ医師は法医学者だ。英スコットランドのグラスゴー大学で修士号を取得したほか、2015年にはオーストラリアのビクトリア法医学研究所に3カ月滞在した。
トゥバイジ医師はツイッターのプロフィール欄に、法医学の教授でサウジ法科学学術会議の議長だと記載している。トゥバイジ氏のアカウントにはサウジ内務省へのリンクも貼られていた。
英ロンドン拠点のアラビア語新聞アシャルク・アル・アウサトは2014年、トゥバイジ医師がサウジ内務省の公安総局法科学部で働く中佐だと書いた。
アシャルク・アル・アウサトのインタビュー記事には、軍服を着たトゥバイジ医師の写真も含まれる。インタビューでトゥバイジ医師は、法医学者が検視をわずか7分で行えるという、自ら設計した移動実験室について語っている。メッカ巡礼時に死亡したイスラム教徒の死因を素早く見極めるために設計したという。
トルコ当局によると、トゥバイジ医師は現地時間1日、自家用機HZSK2便でサウジアラビアの首都リヤドを出発。2日午前3時13分、トルコ・イスタンブールのアタチュルク空港に到着したとみられる。トルコ当局はトゥバイジ医師が同便で到着時、骨用のこぎりを持っていたとも述べた。この自家用機は航空会社スカイ・プライム・アビエーション・サービシズ所有で、同社は昨年、反汚職運動の一環でサウジ政府に差し押さえられたと言われる。
トゥバイジ医師は在イスタンブールのサウジ総領事館から0.5キロ西に位置するホテル・モーベンピック・イスタンブールに滞在し、2日午後10時54分に到着時と同じHZSK2便でイスタンブール・アタチュルク空港を出発した。同便はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイを経由し、3日夜にリヤドに到着した。
(リンク先に続きあり)