「五大タイトル」と呼ばれる全国大会で入賞した表彰状や盾を並べ、快挙を喜ぶ高茉奈さん=穴水高で
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「高校生活で一番の思い出に」
穴水高校三年で弁論部に所属する高茉奈(たかまな)さん(18)は九月、群馬県であった「全国高校決勝弁論大会」で三位・優秀賞に輝いた。この入賞で、高校弁論部の「五大タイトル」と呼ばれる五つの全国大会の全てで上位入賞を果たした。「まさかこんなに入賞できるとは。弁論が高校生活で一番の思い出となりました」と話している。
顧問の松浦顕雄(けんゆう)教諭らの誘いで弁論部に入った。「もともと人前で話すのが苦手だった」と振り返るが、二〇一六年十二月の「福沢諭吉記念・全国高校弁論大会」(大分県)で初入賞の六位・優秀賞を手にした。
県内の高校弁論部で二十年以上、指導を続けてきた松浦教諭は高さんの特長を「舞台度胸があり、肝が据わっている」と評価する。
昨年十一月に「文部科学大臣杯・全国青年弁論大会」(水戸市)で八位・優良賞、一八年五月に「椎尾弁匡記念杯・総理大臣杯全国高校弁論大会」(中日新聞社後援、名古屋市)で五位の好成績を収めた。
八月には「文化部のインターハイ」とされる難関の「全国高校総合文化祭弁論部門・文部科学大臣旗」(長野県)に出場。五百回以上も原稿を発声したという猛練習の成果もあり、八位・優良賞を獲得した。そして、九月の大会で自己最高の三位に入り、「卒業間近に一番良い成績を残せて良かった」と喜ぶ。
松浦教諭によると、各大会の出場者の選考方式は同じではない。大会ごとに「カラー」があり、「五大大会の全てで入賞するのは難しい」とたたえる。
高さんは弁論を通じ「ちゃんと練習したら、ちゃんと結果は付いてくる」と学んだ。高校卒業後は看護師を目指して勉強する。弁論の全国の舞台では、人工知能(AI)が普及する時代を見据え、「人の心配りやぬくもりが重要になる」と訴えた。弁論活動での経験を今後の人生に生かすつもりだ。 (田井勇輝)
2018年10月24日
中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20181024/CK2018102402000035.html
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「高校生活で一番の思い出に」
穴水高校三年で弁論部に所属する高茉奈(たかまな)さん(18)は九月、群馬県であった「全国高校決勝弁論大会」で三位・優秀賞に輝いた。この入賞で、高校弁論部の「五大タイトル」と呼ばれる五つの全国大会の全てで上位入賞を果たした。「まさかこんなに入賞できるとは。弁論が高校生活で一番の思い出となりました」と話している。
顧問の松浦顕雄(けんゆう)教諭らの誘いで弁論部に入った。「もともと人前で話すのが苦手だった」と振り返るが、二〇一六年十二月の「福沢諭吉記念・全国高校弁論大会」(大分県)で初入賞の六位・優秀賞を手にした。
県内の高校弁論部で二十年以上、指導を続けてきた松浦教諭は高さんの特長を「舞台度胸があり、肝が据わっている」と評価する。
昨年十一月に「文部科学大臣杯・全国青年弁論大会」(水戸市)で八位・優良賞、一八年五月に「椎尾弁匡記念杯・総理大臣杯全国高校弁論大会」(中日新聞社後援、名古屋市)で五位の好成績を収めた。
八月には「文化部のインターハイ」とされる難関の「全国高校総合文化祭弁論部門・文部科学大臣旗」(長野県)に出場。五百回以上も原稿を発声したという猛練習の成果もあり、八位・優良賞を獲得した。そして、九月の大会で自己最高の三位に入り、「卒業間近に一番良い成績を残せて良かった」と喜ぶ。
松浦教諭によると、各大会の出場者の選考方式は同じではない。大会ごとに「カラー」があり、「五大大会の全てで入賞するのは難しい」とたたえる。
高さんは弁論を通じ「ちゃんと練習したら、ちゃんと結果は付いてくる」と学んだ。高校卒業後は看護師を目指して勉強する。弁論の全国の舞台では、人工知能(AI)が普及する時代を見据え、「人の心配りやぬくもりが重要になる」と訴えた。弁論活動での経験を今後の人生に生かすつもりだ。 (田井勇輝)
2018年10月24日
中日新聞
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