0001ニライカナイφ ★2020/04/07(火) 11:40:17.84ID:GUX4kr989
◆ ウイルスの毒性が強くなっている
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が止まらない。
中国国内で広がっている間は、インフルエンザよりも感染率が低いとか、感染してもほとんどが軽症ですむなどと、どちらかといえば楽観的に受け止められていたのに、ヨーロッパに飛び火したウイルスは爆発的に広がり、さらに日本でも3月24日ごろから状況が変わってきた。
明らかに感染者の増加曲線が変化していて、このままでは感染者数が万単位になるだろうといわれている。
それにしても、なぜ24日ごろから感染者数が増え始めたのか。
2009年にメキシコで豚インフルエンザが大流行してパンデミックになったことがあったが、当時、私はこの感染地帯のど真ん中にいた。もちろん取材だが、そのときの状況は措くとして、今も覚えているのは、現場の医師から「ウイルスの毒性が強くなっている」と聞いたことだ。
当時は感染が広がってまだ2ヵ月しか経っていないのにウイルスが変異していることに驚いたが、新型コロナウイルスはもう4ヵ月を過ぎている。当然、変異を起こして毒性が強くなっていても不思議ではない。
かつてインフルエンザウイルスを研究していた前田浩熊本大学名誉教授にうかがうと、ウイルスはミューテーション(突然変異)を起こしやすく、毒性が変わるのは当然なのだという。
「コロナウイルスというのは1本鎖RNAなんです。ヒトのようにDNAが二重螺旋だと、片方のDNAが傷ついたり突然変異を起こしても、修復酵素が働くし、片方がマッチングして修正します。でも1本鎖RNAにはそれがないから、ミューテーションが非常に起きやすいのです」
ちなみに、インフルエンザウイルスに感染すると、宿主である人間はなぜ死ぬのか。実はウイルスそのものではなく、感染によって体内に発生する膨大な活性酸素が原因であることを、30年ほど前に発見したのが前田名誉教授だった。
インフルエンザウイルスに感染して死んだマウスを調べると、大量にいるはずのウイルスがいない、なぜ死んだのかを調べるうちに、ウイルスをやっつけようと体内のマクロファージや白血球などが大量の活性酸素を放出し、さらに各種サイトカインやプロテアーゼの過剰発生などが細胞毒性となってマウスが死んだとわかる。
それを証明するために、SODという活性酸素を消去する酵素を、高分子に繋いで注射するとマウスは死ななくなったそうだ。新型コロナウイルスもインフルエンザウイルスも同じ1本鎖RNAである。とはいえ、新型コロナウイルスに効果があるかどうかは別だが……。
それはさておき、3月24日以降の感染者数の増加を見れば、なんとなくウイルスが変異したのではないかと疑わせるが、それを確かめるには、少なくともゲノムを調べることだろう。
COVID-19のゲノムなんて塩基数にして3万ほどだから、すぐに解析できるはず、と思っていたのだが、いつまでたっても報道がない。
■ 突然変異で強毒化した可能性
ところが、海外ではランセット(The Lancet)など、さまざまな学術誌にウイルスのゲノムを解析した論文が掲載され始めた。なかでもCOVID-19のゲノムの系統図をわかりやすく掲載しているサイトが「Nextstrain」である。
そこに掲載された系統図(1)(2)を見ると、武漢で発見された新型コロナウイルスは、さかんにミューテーションを繰り返しながら、世界中に拡散していく様子がうかがえる。
系統図(1): 新型コロナウイルス拡散の遺伝的解析と現状報告(2020.03.27)
https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/0/2/02704_1413_8bacc46245b4baa5ecf0c9c762d77745.jpg
公開されているゲノム情報を使用して、COVID-19の広がりを追跡しています。
系統図(1):「遺伝子相違」を測定
https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/8/f/8fc13_1413_a97e28dcf251101de8d79e36b404b501.jpg
公に共有されているSARS-CoV-2(COVID-19を引き起こすウイルス)の最初の169個の株の系統樹です。横軸は遺伝的相違(Divergence)を示します。遺伝的相違とは系統樹の根(疫病発生の始まり)に対する突然変異の数です。遺伝子配列によっては、突然変異がゼロの場合があります。
現時点ではこれは「ツリー」のようには見えません。
☆ 続きはソースをご覧ください
https://news.livedoor.com/article/detail/18081618/
https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/6/7/67bcd_1413_67cd2dfda0bc9a183ac6dd13ea0e3db8.jpg
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が止まらない。
中国国内で広がっている間は、インフルエンザよりも感染率が低いとか、感染してもほとんどが軽症ですむなどと、どちらかといえば楽観的に受け止められていたのに、ヨーロッパに飛び火したウイルスは爆発的に広がり、さらに日本でも3月24日ごろから状況が変わってきた。
明らかに感染者の増加曲線が変化していて、このままでは感染者数が万単位になるだろうといわれている。
それにしても、なぜ24日ごろから感染者数が増え始めたのか。
2009年にメキシコで豚インフルエンザが大流行してパンデミックになったことがあったが、当時、私はこの感染地帯のど真ん中にいた。もちろん取材だが、そのときの状況は措くとして、今も覚えているのは、現場の医師から「ウイルスの毒性が強くなっている」と聞いたことだ。
当時は感染が広がってまだ2ヵ月しか経っていないのにウイルスが変異していることに驚いたが、新型コロナウイルスはもう4ヵ月を過ぎている。当然、変異を起こして毒性が強くなっていても不思議ではない。
かつてインフルエンザウイルスを研究していた前田浩熊本大学名誉教授にうかがうと、ウイルスはミューテーション(突然変異)を起こしやすく、毒性が変わるのは当然なのだという。
「コロナウイルスというのは1本鎖RNAなんです。ヒトのようにDNAが二重螺旋だと、片方のDNAが傷ついたり突然変異を起こしても、修復酵素が働くし、片方がマッチングして修正します。でも1本鎖RNAにはそれがないから、ミューテーションが非常に起きやすいのです」
ちなみに、インフルエンザウイルスに感染すると、宿主である人間はなぜ死ぬのか。実はウイルスそのものではなく、感染によって体内に発生する膨大な活性酸素が原因であることを、30年ほど前に発見したのが前田名誉教授だった。
インフルエンザウイルスに感染して死んだマウスを調べると、大量にいるはずのウイルスがいない、なぜ死んだのかを調べるうちに、ウイルスをやっつけようと体内のマクロファージや白血球などが大量の活性酸素を放出し、さらに各種サイトカインやプロテアーゼの過剰発生などが細胞毒性となってマウスが死んだとわかる。
それを証明するために、SODという活性酸素を消去する酵素を、高分子に繋いで注射するとマウスは死ななくなったそうだ。新型コロナウイルスもインフルエンザウイルスも同じ1本鎖RNAである。とはいえ、新型コロナウイルスに効果があるかどうかは別だが……。
それはさておき、3月24日以降の感染者数の増加を見れば、なんとなくウイルスが変異したのではないかと疑わせるが、それを確かめるには、少なくともゲノムを調べることだろう。
COVID-19のゲノムなんて塩基数にして3万ほどだから、すぐに解析できるはず、と思っていたのだが、いつまでたっても報道がない。
■ 突然変異で強毒化した可能性
ところが、海外ではランセット(The Lancet)など、さまざまな学術誌にウイルスのゲノムを解析した論文が掲載され始めた。なかでもCOVID-19のゲノムの系統図をわかりやすく掲載しているサイトが「Nextstrain」である。
そこに掲載された系統図(1)(2)を見ると、武漢で発見された新型コロナウイルスは、さかんにミューテーションを繰り返しながら、世界中に拡散していく様子がうかがえる。
系統図(1): 新型コロナウイルス拡散の遺伝的解析と現状報告(2020.03.27)
https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/0/2/02704_1413_8bacc46245b4baa5ecf0c9c762d77745.jpg
公開されているゲノム情報を使用して、COVID-19の広がりを追跡しています。
系統図(1):「遺伝子相違」を測定
https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/8/f/8fc13_1413_a97e28dcf251101de8d79e36b404b501.jpg
公に共有されているSARS-CoV-2(COVID-19を引き起こすウイルス)の最初の169個の株の系統樹です。横軸は遺伝的相違(Divergence)を示します。遺伝的相違とは系統樹の根(疫病発生の始まり)に対する突然変異の数です。遺伝子配列によっては、突然変異がゼロの場合があります。
現時点ではこれは「ツリー」のようには見えません。
☆ 続きはソースをご覧ください
https://news.livedoor.com/article/detail/18081618/
https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/6/7/67bcd_1413_67cd2dfda0bc9a183ac6dd13ea0e3db8.jpg