0001haru ★2022/01/13(木) 17:11:27.74ID:N+pUnTvM9
「通勤時間も“勤務時間”になる」。全国的にも珍しいというこんな改革を今年度から導入したのが、岩手県北上市の建設会社「小田島組」。
昭和45年創業、公共工事や震災復興工事で業績を伸ばしてきた岩手県有数の建設会社です。
新たな制度では、マイカーの代わりに社用車での乗り合い出勤や、列車など公共交通機関を利用した出勤を推奨。
通勤時間中にタブレットやスマートフォンを使って書類整理やメール返信などの仕事をすれば勤務開始とみなします。
会社で働く時間から通勤時間が差し引かれるため、その分、社員が自由に使える時間が増えることになります。
この制度を利用する小志戸前麻里さんです。
盛岡市在住で、小学2年生の息子の穣一朗くんと2人で暮らしています。
以前は、午前8時の始業に合わせて朝6時半ごろには自宅を出発。1時間以上かけてマイカーで通勤していました。
しかし今、自宅を出るのは午前8時前。
マイカーの代わりにバスと列車を乗り継いで通勤しています。
会社に到着するのは午前9時すぎ。
仕事の量は以前と変わりませんが、社内でなければできない仕事と、通勤時でもできる仕事を分けて対応することができるようになったといいます。
そして終業1時間前の午後4時10分頃には会社を出発。
午後6時前に、学童保育に預けている小学2年生の息子の穣一朗くんを迎えに行きます。
自宅では、小志戸前さんが夕食の準備をしているそばで穣一朗くんが日記を書くのが日課です。
朝晩と慌ただしかった以前と比べ、余裕を持って息子と過ごすことができるようになったといいます。
固定の座席を廃止し、フリーデスク制を導入する会社は増えてきていますが、この会社はその一歩先。
毎日、くじ引きを行って座席を決めているのです。
社内の風通しをよくすることでお互いの業務内容を理解し、誰にでも相談しやすい環境をつくることがねらいだといいます。
女性社員
「毎回、組み合わせというか関わる人が変わるので、コミュニケーションが増えています」
社内で進められるさまざまな改革。
実は若手社員たちのアイデアが生かされています。
その鍵となっているのが、感染対策を徹底し、時にはオンラインも活用しながら定期的に開催している懇親会です。
懇親会には小田島さんも参加。
夜の飲み会は半額、10代の若手社員も参加する昼のランチ会の場合は全額を会社が負担します。
参加した社員は今、関心のあることについて1分間のスピーチ。
若手社員がどんな働き方を望んでいるのか直接、本音を聞くことで、若手の価値観をくみ取りたいというねらいがあります。
小田島社長
「若手の意見というか、若い世代のモチベーションが上がることはどんなことなのか。常にアンテナ張って聞いていかないといけないし、時代に合わなくなってきたものはどんどん積極的に変えていっています。ただ、飲み会に長居はしない。1時間たったら僕は帰るし、絶対に二次会には行かないようにしています。社長が社員を引きずり回すから、会社の飲み会がいやになっちゃうんですよね」
こうした若手社員のアイデアを取り入れて実施しているのが、終業後のオンライン勉強会です。
参加は任意で、プログラミングや経理業務に詳しい社員が講師をつとめます。
勉強会の内容は若手の興味や関心に合わせて充実させることにしていて、時には資産運用やワークライフバランスについての専門家を招いて話を聞くこともあります。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220112/K10013426281_2201121456_2201121520_01_02.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220112/K10013426281_2201121451_2201121520_01_06.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220112/K10013426281_2201121452_2201121520_01_10.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220112/K10013426281_2201121451_2201121520_01_12.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220112/K10013426281_2201121453_2201121535_01_12.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220112/K10013426281_2201121529_2201121530_01_14.jpg
2022年1月12日 16時43分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220112/k10013426281000.html
昭和45年創業、公共工事や震災復興工事で業績を伸ばしてきた岩手県有数の建設会社です。
新たな制度では、マイカーの代わりに社用車での乗り合い出勤や、列車など公共交通機関を利用した出勤を推奨。
通勤時間中にタブレットやスマートフォンを使って書類整理やメール返信などの仕事をすれば勤務開始とみなします。
会社で働く時間から通勤時間が差し引かれるため、その分、社員が自由に使える時間が増えることになります。
この制度を利用する小志戸前麻里さんです。
盛岡市在住で、小学2年生の息子の穣一朗くんと2人で暮らしています。
以前は、午前8時の始業に合わせて朝6時半ごろには自宅を出発。1時間以上かけてマイカーで通勤していました。
しかし今、自宅を出るのは午前8時前。
マイカーの代わりにバスと列車を乗り継いで通勤しています。
会社に到着するのは午前9時すぎ。
仕事の量は以前と変わりませんが、社内でなければできない仕事と、通勤時でもできる仕事を分けて対応することができるようになったといいます。
そして終業1時間前の午後4時10分頃には会社を出発。
午後6時前に、学童保育に預けている小学2年生の息子の穣一朗くんを迎えに行きます。
自宅では、小志戸前さんが夕食の準備をしているそばで穣一朗くんが日記を書くのが日課です。
朝晩と慌ただしかった以前と比べ、余裕を持って息子と過ごすことができるようになったといいます。
固定の座席を廃止し、フリーデスク制を導入する会社は増えてきていますが、この会社はその一歩先。
毎日、くじ引きを行って座席を決めているのです。
社内の風通しをよくすることでお互いの業務内容を理解し、誰にでも相談しやすい環境をつくることがねらいだといいます。
女性社員
「毎回、組み合わせというか関わる人が変わるので、コミュニケーションが増えています」
社内で進められるさまざまな改革。
実は若手社員たちのアイデアが生かされています。
その鍵となっているのが、感染対策を徹底し、時にはオンラインも活用しながら定期的に開催している懇親会です。
懇親会には小田島さんも参加。
夜の飲み会は半額、10代の若手社員も参加する昼のランチ会の場合は全額を会社が負担します。
参加した社員は今、関心のあることについて1分間のスピーチ。
若手社員がどんな働き方を望んでいるのか直接、本音を聞くことで、若手の価値観をくみ取りたいというねらいがあります。
小田島社長
「若手の意見というか、若い世代のモチベーションが上がることはどんなことなのか。常にアンテナ張って聞いていかないといけないし、時代に合わなくなってきたものはどんどん積極的に変えていっています。ただ、飲み会に長居はしない。1時間たったら僕は帰るし、絶対に二次会には行かないようにしています。社長が社員を引きずり回すから、会社の飲み会がいやになっちゃうんですよね」
こうした若手社員のアイデアを取り入れて実施しているのが、終業後のオンライン勉強会です。
参加は任意で、プログラミングや経理業務に詳しい社員が講師をつとめます。
勉強会の内容は若手の興味や関心に合わせて充実させることにしていて、時には資産運用やワークライフバランスについての専門家を招いて話を聞くこともあります。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220112/K10013426281_2201121456_2201121520_01_02.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220112/K10013426281_2201121451_2201121520_01_06.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220112/K10013426281_2201121452_2201121520_01_10.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220112/K10013426281_2201121451_2201121520_01_12.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220112/K10013426281_2201121453_2201121535_01_12.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220112/K10013426281_2201121529_2201121530_01_14.jpg
2022年1月12日 16時43分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220112/k10013426281000.html