【猿が出たら猪が出る🐗猪が出たら熊が出る】車に『猪突猛進』イノシシの“襲撃”各地で相次ぐ・・・なぜ?

https://youtu.be/ecO2MXYwFJY
2021/01/15 に公開
雪道を逆走し、車に激突してきたのは、イノシシです。12日、新潟県柏崎市で撮影されました。

 運転手の男性は「『猪突猛進』という言葉もありますけど、そのまま突っ込んでくるんだなと思って、びっくりしました。車のこの辺りにぶつかって、何事もなかったようにどこかへ行きました」と話します。

 この動画が撮影された8時間後、5キロほど離れた集落で、除雪作業をしていた60代と80代の男性2人がイノシシに襲われ、けがをしました。

 さらに、新潟県糸魚川市でも11日、道路を歩く6匹のイノシシが撮影されていました。
 糸魚川市ではこの日、3人がイノシシに襲われ、けがをしました。

 なぜ、イノシシの襲撃が相次いでいるのでしょうか。

 長岡技術科学大学の山本麻希准教授は、「たくさん雪が降った年は、地面を掘れる場所が非常に限られてくる。雪がないところが道路の場合あるから、(道路に)出てきてしまうことはある」と話します。

 餌(えさ)場が大雪で埋もれてしまったため、餌を求めて人里へ出てきたイノシシが人を襲っているのではないか、というのです。

 ほかにも、イノシシは臆病な動物で、除雪機の大きな音などに驚いて人に向かってくることも考えられるといいます。