失われた30年は、バブルが崩壊して経済を立て直さなければならない時期に、緊縮財政と増税をやってきてしまったせい。
財務省と政府が悪い。

日銀が金利を上げて円高に主導し物価高騰をおさえることは可能だが、
かなり金利をあげなければならなくなるし、
住宅ローン金利利用者などにも影響がでるし、
景気も大きく抑制することにもなって、大きな影響を及ぼすので、
今のような急激かつ行き過ぎた円安のときは、本来は為替介入や物価高騰分についての補助、減税などでしのいでやるべきことだ。
そもそも今起こっている一時的なインフレは、個人消費も低下しているなかでのものなので、ディマンドプルインフレではない。
コストプッシュインフレで景気がいいわけではないので景気抑制策である利上げをしてはならないということ。
これは鉄則。
今回の外生ショックによるインフレの影響を差し引くなり、今回の外生ショックが落ち着くなりして、インフレ率2%程度というのを理想としている。
今回の外生ショックの影響が含まれるインフレ率では成長や好循環の確信が持てないということ。

アベノミクス時代も円安主導でインフレ誘導しようとしていたくらいなのだから、
日銀も円安になるのはまったく構わないと思っているだろう。
当時120円程度までは許容し想定していた。

経済がおいつかないほどの急激な円安がすすんだことが問題なので、
今は為替、減税、補助金で何とかするしかない。