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特殊詐欺被害の防止を呼びかける宮城県警のCM

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銀行口座を不正に開設し、キャッシュカードを他人に譲り渡したとして、宮城県警は14日、古川署地域課巡査長、鈴木茂容疑者(29)=同県大崎市古川幸町2=を詐欺と犯罪収益移転防止法違反の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。県警はカードが詐欺グループに渡った可能性があるとみて調べている。

 逮捕容疑は2月8〜18日、第三者に譲渡する目的を隠して3銀行の口座を開設し、3月1日にキャッシュカード3枚を東京都内に郵送したとしている。

 県警監察課によると、鈴木容疑者はSNS(ネット交流サービス)で現金の配布をうたうキャンペーンを見つけて応募したところ、SNSを通じ口座開設を依頼されたという。口座には1回あたり数十万円の取引が数回あった。75万円の報酬で開設を持ちかけられたが、報酬は受け取っていないという。

 鈴木容疑者は以前、組織犯罪の捜査に関わったことがあり、「犯罪に使われるかもしれないという認識はあった」という趣旨の供述をしているという。

 阿部徹首席監察官は「犯罪を取り締まる立場の警察官が事件を起こしたことは遺憾で、おわび申し上げる」と陳謝した