https://www.nicovideo.jp/watch/sm40532359

■EU、ロシア産石油の禁輸も足並みそろわず ハンガリーなどに配慮しパイプライン輸送は除外


欧州連合(EU)は3日、ウクライナに軍事侵攻したロシアへの第6弾制裁を発動した。柱となるロシア産石油の輸入禁止措置では、反対していたハンガリーに配慮し、パイプライン輸送の原油を当面の対象から除外。禁輸対象となる海上輸送でも、ブルガリアとクロアチアに猶予期間を与えるなど、EU内の溝が目立つ制裁内容となった。
 国際金融ネットワーク「国際銀行間通信協会(SWIFT)」の決済網から、ズベルバンクなどロシアの3銀行に加え、ロシアの侵攻に加担しているベラルーシの1銀行を排除することも決定した。
 EU域内資産を凍結する対象リストも拡大され、プーチン大統領の愛人とされる元新体操五輪メダリストのカバエワ氏が含まれた。一方、AFP通信によるとプーチン氏に近いロシア正教会のキリル総主教のリスト入りはハンガリーの反対で回避された。同国のシーヤールトー外相はフェイスブックに「キリル総主教を制裁リストから削除できた。信教の自由を信奉する私たちにとって原則に関わる問題だった」と投稿した。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/181409