背の高さのメジャーな遺伝子が1個あるわけじゃなく(それだったらメンデルの優性の法則で簡単なんだが)、
実際には背を0.1ミリだけ伸ばすみたいなマイナーな遺伝子が千も万もある
それらマイナーな遺伝子の1個1個はメンデルの法則にしたがって遺伝するが、
優性の遺伝子が何個子供に伝わるかは確率論による(こういう遺伝様式を相加的形質と呼ぶ)
もちろん、背の高さは(相加的)遺伝子だけで決まる訳ではなく、環境(食事、運動、ほか)の影響も受ける
分母を「遺伝+環境による変動(=表形分散)」、分子を「遺伝による変動(=遺伝分散)」として算出されるのが遺伝率