器械体操選手には筋肉質で背の低い者が多く、巷では「背が伸びない」と言われているが、
平成生まれの日本人男子の中学以降の平均身長が中学入学時152cm→20歳代172cm(20cmの伸び)に対して、

米田(アテネ五輪団体で金)中学入学時140cm→現在172cm(32cmの伸び)
内村(リオ五輪個人総合で金)中学入学時140cm→現在160cm(20cmの伸び)
亀山(2013体操世界選手権あん馬で金)中学入学時145cm以下→現在170cm(25cm以上の伸び)

という具合に、中学では普通に伸びている。
が、しかし器械体操には「背があまり高くない者に有利」という競技上の特性があるので、
高くなり過ぎてしまった者は「これ以上の上達が望めない」と察して次々と辞めていき、低い者ばかりが残ってしまいやすい、
という長身選手に有利で高い者ばかりが残りやすいバレーやバスケとは逆の淘汰現象が起きている。