千葉・9歳女児遺体 保護者会会長の容疑者 事件後も通学路見守り活動に参加 近隣住民「ふるえが止まらない…」
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 レェ・ティ・ニャット・リンさん(9)が突然失踪してから約3週間。事件は、リンさんが通っていた松戸市立六実第二小学校の保護者会会長が逮捕されるという衝撃の展開を迎えた。
通学路の見守り活動に参加し、リンさんの葬儀費用の募金も集めていた渋谷恭正容疑者(46)。「まさか、なぜ」「びっくりして体が震えた」。地域住民に衝撃が走った。

 渋谷容疑者が住むのは、リンさんの自宅から遠くない六実駅そばの4階建てマンション。住民によると、普段の渋谷容疑者はラフな格好で過ごしていることが多く、
「夕方とか昼日中とか何をしている人かと思っていた」と話す。

 子供がリンさんの同級生という30代の女性によると、マンションのオーナーをしている渋谷容疑者は時間に余裕があり、
六実第二小に自身の子供2人を通わせていたことから「子供と関わりたい」と自ら保護者会の会長に立候補したという。

 3月まで通学路途中で毎日旗を振り、事件後もパトロールする姿が目撃されていた。
女性によると、13日も子供たちと手をつないで登校に付き添い、「車に気をつけるんだよ」と声をかけていたという。
「リンちゃんが登校する時間も知っていたのでは。逮捕されたと聞いて震えが止まらない」と女性は話した。

 子供がリンさんと同じ学校に通う40代の母親は「事件後の緊急保護者会にも出席したが、会長なのに発言しないので変だなと思っていた」と話す。
昨年4月から会長となり、通常は1年の任期を会の規則を変えて今年も続投する予定だったという。この母親は「こんな近くに犯人がいるなんて」と表情を曇らせた。

 渋谷容疑者は保護者会会長として、悲しみに沈む遺族のためとして「募金のお願い」と題した文書を全保護者に送付。遺族のベトナム渡航費用を支援しようという内容で、期限は14日までとなっていた。