アメリカの議員との一週間 河野太郎
https://twitter.com/huffpostjapan/status/853443667700350976

トランプ大統領が先制攻撃に触れるなどの状況で、ソウルに場所を移した北朝鮮の議論は白熱しました。
北朝鮮がアメリカを射程圏内に入れたミサイルを開発したとしても、それを使うとは考えにくいのではないかという議論もありました。
北朝鮮のミサイルはアメリカにとって脅威ではないが、それがアジアの同盟国のアメリカからの離反と中国への接近につながることが問題なのだという声がありました。
アメリカは自らに犠牲が出ることを覚悟して、核の傘を本当に機能させられるのかが問題なのだと核の傘の信頼性を取り上げました。
日本には数万人の米軍とその家族、その他にもビジネスマンなど多くのアメリカ人が滞在しているので、確実に核の傘を機能させるだろう。数発のミサイルならば確実に迎撃できるし、多数の核兵器が使われかねない状況なら確実に報復するという意見が多数のようでした。
しかし、それをどう日本国民に確実に伝えられるのかが今後の課題です。
日本の外務省のようにあいまいなのが戦略だというようなことでは通用しない、必要なら核兵器を搭載できる戦略爆撃機や潜水艦を見える形で日本に派遣したらどうかという意見もありました。
北朝鮮から亡命した北朝鮮の駐英代理大使も夕食に参加しましたが、マレーシアでの暗殺事件の後で韓国側のセキュリティが非常に厳しく、夕食前の意見交換がアメリカの議員だけに限られてしまったのが残念でした。
ジョージタウン大学でのマデリン・オルブライトゼミを思い出させる、英語での議論漬けの1週間でした。
(2017年4月15日「衆議院議員 河野太郎公式サイト」より転載)