>>537

しかし、「東京に来たばかり」は実は俺はそんなには感心しなかったな。
出てくる日本人がみんな‘いい人’過ぎるのが気になった。
上野の居酒屋の乱痴気騒ぎの場面とか、日本人の下品なハシャギ好きぶりが描かれてるところは、
これまでの中国映画のステレオタイプの日本人像とは違っていたけど。
あと、ヒロインを演じてるのが、日本人の女の子のはずなのに中国人女優で、日本語がカタコトなのが残念。
彼女が主人公に直ぐに好感を抱くのは、
中国人男性の「日本の女の子と仲良くなりたい」という願望の現れだろう。

映画として見ごたえがあるのは、他の2本「101回目のプロポーズ」「狙った恋の落とし方」だね。
前者はヒロインが美人で、日本人がイメージする‘中国美人’そのまんまの印象。
後者は北海道がとにかく美しく描かれている。
両作とも、撮影が素晴らしい。
画面の美しさ、カメラ技術という点で、いまの日本映画は中国映画に圧倒的に負けている。