韓国を訪れているアメリカのペンス副大統領は、シリアのアサド政権などに軍事攻撃を行ったことを引き合いに「北朝鮮はアメリカ軍の強さを試したりするべきではない」と述べ、核やミサイル開発を加速させる北朝鮮を強くけん制しました。

アメリカのペンス副大統領は、17日午後、大統領の職務を代行するファン・ギョアン(黄教安)首相と会談し、続けて共同記者会見を行いました。

この中でペンス副大統領は、核やミサイル開発を加速させる北朝鮮について「われわれは、平和的な手段で北朝鮮の非核化を達したいが、
すべての選択肢はテーブルの上にある」と述べ、外交による平和的解決を目指しつつ、軍事的な動きも排除しない姿勢を改めて示しました。

そのうえでペンス副大統領は、今月、アメリカ軍がシリアのアサド政権にミサイル攻撃を行ったことやアフガニスタンで過激派組織IS=イスラミックステートに対し、
強力な爆弾を使用したことを引き合いに、「世界は、トランプ大統領がシリアやアフガニスタンで見せた力と決意を目撃した。
北朝鮮はアメリカ軍の強さを試したりするべきではない」と述べ、北朝鮮を強くけん制しました。

また、ファン・ギョアン首相は、「ますます高度化する北の核・ミサイルの脅威に対応するため、
アメリカ軍の最新迎撃ミサイルシステム『THAAD』の早期配備・運用を進め、韓米同盟の態勢を一層強化することで一致した」と述べました。

そのうえで、「国際社会として北に対する圧力を強め、制裁を徹底的に履行し、北の狙いを阻止すべく努力する」と述べ、アメリカと緊密に連携して北朝鮮に対応する決意を示しました。

また、ペンス副大統領は、「われわれは中国が北朝鮮に対して、適切に対応すると確信している。もし中国がやらなければ、
アメリカと同盟国が対応するということだ」と述べ、中国が、北朝鮮に対する制裁を着実に実施するよう改めて促しました。

ペンス副大統領は18日、東京を訪れ、安倍総理大臣と会談するほか、日米の新たな経済対話の初会合に臨みます。

<中国外務省が反論>

アメリカのペンス副大統領が「中国が北朝鮮に適切に対応すると確信している」と述べたことに対し、
中国外務省の陸慷報道官は17日の記者会見で「中国は朝鮮半島の核問題を作り出した国ではないし、問題の根源でも要でもない」と反論し、問題解決の責任を中国に押しつけないよう求めました。

そして「この問題の解決には、すべての関係各国、特にこの問題で重要な鍵を握る各国が同じ方向に向かってともに努力する必要がある」と述べ、
各国が足並みをそろえて、対話による平和的な解決を目指すことこそが重要だという考えを強調しました。

配信 4月17日 16時07分

NHK NEWS WEB ニュースサイトを読む(動画あり)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170417/k10010951381000.html

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