>>94
君はマックスウェーバーの
ブェルト.フライハイトという概念を
知っているかな。
京大の出口教授が価値自由と訳している。
文系の研究において最も重要なことは、
研究結果に予断を抱かないことだ。
しかしあることを研究しようと思った時点で、
その研究対象について何らかの価値判断を既に行っている。
ある時代の特定の事象について関心を抱くことは、
既に何らかの価値判断を行っているのだ。
そういう価値判断をしながら、その判断に左右されない態度で、
研究対象を捉えていく。
このような態度をマックスウェーバーは
ブェルト.フライハイトという概念を用いた。
価値判断により研究対象を捉えながら、
それに拘泥しない自由な態度で研究を進めていく。
これが文系の研究態度である。