マルクス経済学に「阻害」という概念がある。
近現代の労働者は、労働の本来的価値、すなわち対価だけでなく、人間関係の構築や熟練、規則正しい生活リズムから著しく「阻害」されていると。

00年代以降はその傾向に加速度がついているけれど、それは労働市場のありかたと同時に、娯楽のコスト低下という側面もあると。