アマゾン、ドラッグストアや百貨店の商品を配送

 アマゾンジャパン(東京・目黒)は18日、
有料会員向けの配送サービス「プライムナウ」で
百貨店やドラッグストアといった提携店の商品の配送を始めたと発表した。
従来はアマゾンが仕入れ、販売する商品だけだった。
総菜や化粧品をはじめとした同サービスでは手薄だった分野を強化することで、
会員の取り込みを図る。

 ドラッグストアのココカラファインとマツモトキヨシ、
百貨店の三越伊勢丹の3社と組み、東京23区や神奈川県、千葉県の一部でサービスを始めた。
有料会員登録した上で専用アプリから注文すると、
アマゾンがそれぞれの企業の指定店舗から商品をピックアップし、
消費者のもとに届ける。3社合わせて1万1000点の商品がラインアップに加わる。
対象の地域は今後拡大していくという。

 プライムナウは通常のネット通販とは別に独自の配送網を持っており、
注文から1時間で届ける配送と、指定の2時間以内に届ける配送の2種類がある。
提携店の商品はこのうち後者の「2時間便」を主に活用する。
日中、外出先で注文し、帰宅した際に総菜や日用品を受け取る――
といった使い方が想定される。
配送料は540円で、それぞれの店舗で一定額以上を購入すると無料になる。

 アマゾンのプライムナウは2015年11月に日本でサービス開始。
提携店のものと合わせ、都内では最大7万点以上の商品を取り扱うことになる。

http://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=1&;n_cid=DSMMAA13&ng=DGXLASDZ18HHM_Y7A410C1000000&scode=3098&ba=1