4月19日 12時11分

日本を訪れているアメリカのペンス副大統領は、神奈川県のアメリカ海軍横須賀基地に配備されている原子力空母で演説し、「北朝鮮は、最も危険で差し迫った脅威だ。アメリカは、いかなる攻撃に対しても、圧倒的で効果的な反撃を行う」と述べ、核やミサイル開発を加速させる北朝鮮を強くけん制しました。

アメリカのペンス副大統領は19日午前、神奈川県のアメリカ海軍横須賀基地に配備されている原子力空母「ロナルド・レーガン」を視察し、そのあと、アメリカ軍の兵士や自衛隊員を前に演説しました。

この中でペンス副大統領は、「日米同盟は、アジア太平洋地域の平和と繁栄、自由の礎であり、トランプ大統領のもとでも同盟国への関与は揺るぎないものだ」と述べ、トランプ政権のもとで日米同盟が一層強化されると主張しました。

そのうえで、「北朝鮮は、アジア太平洋地域の平和と安全保障にとって最も危険で差し迫った脅威だ。アメリカは通常兵器であろうと核兵器であろうといかなる攻撃に対しても圧倒的で効果的な反撃を行う」と述べ、核やミサイル開発を加速させる北朝鮮を強くけん制しました。

一方、ペンス副大統領は、沖縄の尖閣諸島について、日米安全保障条約の第5条の適用範囲だとして、アメリカに防衛義務があると改めて強調しました。また、「われわれは南シナ海やそのほかの場所でも航行の自由を守る」と述べ、南シナ海などで中国が海洋進出を強めていることを念頭にけん制しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170419/k10010953611000.html