日本とユダヤ人

ユダヤ人は、自分達の千年にわたる順応によってヨーロッパ諸民族の基礎を掘り崩し、かれらを
種族の性格を失った雑種に養育することはなるほどできるにしても、しかし日本のようなアジア的
国家主義国家に同じ運命を与えることはほとんどだめだということをじゅうぶん知っている。
今日ユダヤ人はドイツ人、イギリス人、アメリカ人、そしてフランス人のふりをすることはできるが、
黄色いアジア人に通じる道はかれらには欠けている。したがってかれらは、日本という国家主義国家を
やはり今日同じような構造をもつ国々の勢力によって破壊しようと企てるのである。それはこの危険な敵の
こぶしによって、最後の国家権力が防御力のない諸国家を支配する専制に変ってしまう以前に、
その敵を片付けるためである。

アドルフ・ヒトラー著「わが闘争」


少し以前になるが4月24日の産経新聞に、イランのアザデガン油田についての、比較的長文の記事が掲載されている。
ワシントンの佐々木類記者によるもので、見出しは「米、イラン制裁に二重基準 日本に撤退圧力、中国の活動容認」と
いうものである。アザデガン油田の問題は、かなり以前からの問題であるが、今回とくに取り上げられているのは、
3月29日に国務省が発表した、イラン制裁に関する制裁対象企業リストのためであるらしい。つまりそれには、制裁対象に
中共の企業が含まれていなかったからである。
アザデガン油田は、同記事で紹介しているように、推定埋蔵量約260億バーレルの中東最大級の油田で、日本の国際石油開発帝石
(INPEX)が75パーセントの権益を有していた。しかしアメリカがイランへの投資に強く反対したため、2006年に権益を
10パーセントにまで縮小した。ところが2009年に、中共が全体の70パーセントを取得し、反対に日本は2010年10月に、
残っていた10パーセントすら放棄したのである。その理由は「日本政府が撤退を決めたのは、米国内で昨年7月にイラン包括
制裁法が発効、アザデガン油田に権益を持っていたINPEXが制裁対象とされる恐れがあったためだ」という。
 しかもその裏には「実際、スタインバーグ国務副長官(ユダヤ人)は藤崎一郎駐米大使にINPEXの撤退を数回にわたり強く要請、
撤退しなければ制裁対象にすると圧力をかけていた。制裁対象になれば米金融機関との取引が禁止され、大きなダメージとなる」と
いう状況があった。これが昨年のことだが、今回の事態については、日本も黙っていられなかったようで、「日本政府は
国務省の発表後、中国が制裁対象に含まれていない理由の説明を求めているが、スタインバーグ氏は『イランで新しい事業を
始めているわけではないから、制裁対象にする必要はない』などと釈明している」という。まことにふざけた話である。