近畿運輸局と関西経済連合会などは4月18日、昨年4月から試験販売した訪日外国人向けIC乗車券「関西ワンパス」(KANSAI ONE PASS)の利用状況の分析結果を発表した。
利用者は大阪や京都で1〜3泊する一方、兵庫や奈良は日帰りしている実態が浮き彫りになった。

調査対象は昨年12月までに関西ワンパスを利用した約4万2000人。
分析によると、関西2府4県で、同一府県の駅を続けて出入りした時間差で滞在時間(中央値)を測ると、大阪府が62.5時間、京都府が25.5時間に対して、兵庫県は6.5時間、奈良県は4.7時間だった。

また、京都市を訪問した当日の最終降車駅は57・9%が京都府だったのに対して、奈良市の場合は72.8%、神戸市の場合は70.4%が大阪府で降りた。

近畿運輸局は「特に奈良の宿泊施設不足が背景にある。夜の大阪の街が人気を集めていることも要因では」と説明する。

関西ワンパスは1年で目標の6万枚をほぼ完売。今月17日からは、価格を3000円から2000円に値下げしてレギュラー販売を始めた。

配信 2017/04/19

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http://j.sankeibiz.jp/article/id=1072

他ソース
関西旅する外国人、人気の宿泊先は… 交通パス調べ判明(朝日2017年4月19日11時06分)
http://www.asahi.com/articles/ASK4K535DK4KPLFA00H.html