【全国公示地価 上昇率ベスト5を大阪が独占】

土地取引の目安となる「公示地価」が発表されました。
外国人観光客の増加で大阪の地価は全国トップの上昇率となっています。

ことしの公示地価で大阪府内の最高値となったのは、JR大阪駅の前のグランフロント大阪南館。

1平方メートルあたり1400万円で5年連続のトップですが、この1年だけでも2割以上(20.7%)高くなりました。

しかし、地価の上昇率でいうとまだまだ序の口です。

大阪はことし地価上昇率の全国ランキングで1位から5位を独占しているのです。

【公示地価上昇率・全国ランキング】
(5位)大阪・北区 茶屋町 30.6%
(4位)大阪・中央区 心斎橋筋2丁目 33.0%
(3位)大阪・北区 小松原町 34.8%
(2位)大阪・中央区 宗右衛門町 35.1%
(1位)大阪・?

その栄えある第1位は?

【記者リポート】
「外国人観光客の増加でにぎわう道頓堀。そのにぎわいを反映して、こちらのポイントでは去年からなんと4割も値上がりしました」

道頓堀のふぐ料理店「づぼらや」の地価は1平方メートルあたり400万円。

去年の283万円に比べて1、年の上昇率が41.3%と日本一になりました。

【公示地価上昇率・全国ランキング】
(1位)大阪・中央区 道頓堀 41.3%

外国人観光客にも人気の観光スポット道頓堀では買い物や宿泊需要が伸びていましたが、ついに土地の値段まで大きく動き始めたのです。

【オーストラリア人旅行客】
「道頓堀はご飯はおいしいし買い物も素晴らしい。一緒に来た子どもたちも言うように、食べ物も安いし楽しい」

【観光客】
「(道頓堀のにぎわいは)すごいですね、びっくり」
Q.づぼらやの地価が1年で4割もあがったが?
「4割!4割ですか?すごいですね」

また、外国人観光客の多く訪れる京都の八坂神社周辺でも3割近く地価が上昇し、大阪に次ぐ全国6位にランクイン。

【公示地価上昇率・全国ランキング】
(6位)京都・東山区 祇園町北側 29.2%

ますます外国人観光客の動向から目が離せません。