中国排除が目的のTPP
中国が「社会主義市場経済」である以上、国有企業の地位を後退させることは、大きな舵取りを失うことになる。
国有企業は、中国政府の忠実な「政策実施機関」である。實は、TPPはこれを逆手に取っているのだ。
TPPでは、国有企業の役割をできるだけ低下させて、自由企業体制中心の経済運営を旗印にしている。
社会主義国のベトナムは、TPPに参加している。国有企業の民営化が、参加条件になっている。