[サンノゼ(米カリフォルニア州) 19日 ロイター] - 米フェイスブック(FB.O)は19日、脳にチップを埋め込むことで、頭に言葉を思い浮かべるだけでタイプできる技術を開発していると明らかにした。
何年か先になる見通しだが、将来的には障害者支援に役立てることが期待できるほか、同社の収益源多様化にもつながる可能性がある。

同社は長期的な研究開発を目的に昨年、ハードウエア部門「ビルディング8」を設立した。責任者のレジーナ・デューガン氏はグーグルGOOGL.Nで同様のチームを率いた経験があり、
米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)で責任者を務めた経歴も持つ。

デューガン氏によると、脳のインプラントにより、すでに1分間で8語のタイプが可能。100語が打てるようになることが目標で、「電話を取り出さなくても、友達に文字メッセージを送ることが可能になる」という。
同氏はソフトウエア開発者向け会議「F8」で、「不可能のように思えるかもしれないが、あなたがたの想像よりは実用に近づいている」とも述べた。

同社は昨年、ハードウエアに関する共同研究開発でハーバード大学など17の大学と提携した。


Technology | 2017年 04月 20日 10:58 JST
フェイスブック、「思い浮かべた文字」をタイプできる技術開発へ | ロイター
http://jp.reuters.com/article/facebook-f8conference-idJPKBN17M06S