日本の妊産婦死亡率(妊娠中または分娩後42日以内の母体の死亡率)は、
1900年には出産10万当たり約400、1950年でも176あったが、その後下がり続け、
最近10年間は5以下となっている。

ユニセフのデータによると、2000年の世界の平均妊産婦死亡率は、
10万人に対して400で、1900年当時の日本の値とほぼ一致している。

出産というのは本来命の危険を伴う行為なんだから、
年間死亡50人というのは限界に近い数値で、これ以上大幅に下げることは難しいと思う。