たとえば「死ぬまでに観ておきたい1001の絵画」という本がある。
世界的な名画に触れるからといって、そんなことで自分が成長するとか良い人間になれるとか、別にそういうことではない。
そういうことではないけれど、世界的な何か、歴史的な何かに直に触れるという経験は、確実にその人を強くする。
世界に自分が含まれていることを体験として理解できる。古今東西、多種多様な価値が実在する。だから教養は大事なのだ。
世の中は辛く厳しい。でもそれはそれとして、勉強することで、なにかしら希望を見出だせるものに出会えるはず。

勉強中の、あるいは勉強前の若者が死ぬのは不幸だ。あってはならない。