福岡市中央区天神1丁目の駐車場で会社員男性(29)が銀行から引き出したばかりの現金3億8400万円を強奪された事件で、
容疑者の男らが逃走に使用した白いワンボックスカーのナンバープレートを途中で付け替えた疑いがあることが21日、捜査関係者への取材で分かった。
男らは、被害男性の車のすぐそばにワンボックスカーを止めて待ち伏せしていたとみられ、県警は、現金を引き出すタイミングを狙った計画的犯行とみて調べている。

捜査関係者によると、周囲の複数の防犯カメラには逃走するワンボックスカーが写っており、その映像などを詳しく調べた結果、ナンバープレートが途中で付け替えられた可能性が高いという。

そのうち一つのナンバープレートは同市博多区の男性の車と一致。男性からの被害届は出ていないが、盗まれた可能性もあるという。ワンボックスカーは見つかっておらず、県警は捜索を続けている。

事件は20日午後0時25分ごろ発生。被害男性が駐車場近くのみずほ銀行福岡支店で現金を引き出した後、約50メートル離れた駐車場に行き、現金が入った黒いスーツケースを車に積み込もうとしたところ、背後からいきなり催涙スプレーのようなものをかけられて襲われた。被害男性の説明では、男は3人組だったという。

被害男性は東京都内の貴金属店に勤務し、18日から出張で福岡市に来ていた。
「金塊を買い付ける予定だった」と話しており、19日にもほぼ同額の現金を銀行から引き出して取引をしていたという。

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