政府の「特例法の骨子案」では、まず名称からして、
「天皇陛下の退位に関する・・」となっていて、「陛下」
を入れることによって、今上陛下のみに限った「対人法」
の要素を強化している。

政府は、今の天皇は「例外的」な天皇で、この退位は、
あくまでも「例外的」なものであり、次世代の天皇退位の
先例にはなり得ない、次世代からは死ぬまで天皇をやって
もらうからなと主張しているのだ。

完全に天皇の願いを踏みにじっている。
もちろん、国会で各党各会派が議論の末、「とりまとめ」た
合意案とは180度違う。
国会の総意も無視して、安倍晋三の好みのみで「特例法」を
作ってしまおうという腹である。

「女性宮家の創設」も、国会の合意だったのに、政府の骨子案
では削除されている。

国会の言うことなんか聞いてたまるか!
いかに国会が「国権の最高機関」だと言っても、それより上は
安倍晋三だ、政府は国会の合意なんか聞かないぞ!
安倍はそう言いたいのだ。

しかも国民はオレさまを支持してるじゃないか!
国会よりも、安倍晋三個人を国民は支持してるじゃないか!
だからオレさまが何をやっても、支持率は下がらない。
独裁でいいんだ。国民は安倍独裁を支持してるんだ!
天皇なんか屁だよ、国民は天皇よりも安倍晋三を支持している。
ざまあみろだ!
それが安倍晋三の内心である。

安倍晋三だけがダメなんじゃない。
国民が愚民そのものなのである!