外来魚だとハクレンがこういった大型の植物プランクトンを好んで食べるんだよな
エラの前縁の腮歯が細かい櫛形になっていてそこでろ過して集めて食べる

日本の在来の淡水魚だとこういうタイプの植物プランクトンを食べるのがあんまりいなかったみたいだな

だが問題は単純ではない
ハクレンが大型の植物プランクトンを食べ尽くした水域では
今度は小型の植物プランクトンが大発生する

この場合、ミジンコなどが多数いればそれを押さえてくれるのだが、ミジンコがいないと
歯止めがかからない
このような小型の植物プランクトンは浄水場でも濾過や沈殿が簡単ではなく、
それに塩素をいれると水中で有機塩素化合物が出来てしまい、
飲用としての長期利用が懸念されるものになってしまう