北朝鮮情勢に絡み、福岡市の高島宗一郎市長は19日の定例記者会見で、有事の際に九州の自治体がどう対応すべきかをまとめたマニュアルを作成するよう、政府に求めたことを明らかにした。「平時のうちに対応のシミュレーションが必要。国もさまざまな状況を想定した対応を取ってくれると思う」と述べた。

 市によると高島市長は14日に官邸で萩生田光一官房副長官と面会。万が一、北朝鮮の弾道ミサイルが市内に落ちたり、有事により難民が発生したりする緊急時の対応について、意見を交わしたという。

 北朝鮮が発射した弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合には、全国瞬時警報システム(Jアラート)が作動。携帯大手3社などの携帯電話に緊急速報メール(エリアメール)が届くほか、自動的に各自治体の防災行政無線が起動し、警報が流れる仕組みになっている。

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