県内産シダで認知症サプリ開発へ

http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3085705931.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

岐阜市の岐阜薬科大学は健康補助食品メーカーなどと共同で県内の山で採取できる
「トウゲシバ」というシダの仲間の植物から、認知症の予防に効果が期待できる成分を抽出し、
サプリメントを開発すると発表しました。

サプリメントを共同開発するのは岐阜市の岐阜薬科大学と市内に本社のある
健康補助食品メーカー、それに市内の医療機関などです。
大学などによりますと、県内の山で採取できる「トウゲシバ」というシダの仲間の植物から
「ヒューペルジンA」という成分を抽出し、サプリメントを開発するということです。

認知症患者の半数以上を占めるアルツハイマー型は、記憶や行動に関係する神経伝達物質が減る一方で、
神経細胞を壊すおそれのあるアミノ酸が過剰になる症状がみられますが、
「ヒューペルジンA」はこれらの症状を抑える効果があることが、
マウスによる実験などで確認できたということです。

このため大学などでは比較的若い年齢からサプリメントを飲み続けることで、
認知症の予防に効果が期待できるとしています。

岐阜薬科大学の稲垣隆司学長は、
「認知症になったとわかってからでは遅く、早めに予防することが大切だ。
平均寿命と健康寿命の差を小さくできるよう、大学として力をいれたい」
と話していました。

サプリメントは、機能や安全性の検証を経た上で早ければ来年春にも販売を始めるということです。

04/21 19:02