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【4月24日 時事通信社】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は24日、2016年の世界の軍事支出は実質で前年比0.4%増の総額1兆6860億ドル(約184兆円)となったと発表した。地域別ではアジア太平洋が4.6%増と、他地域に比べて突出した伸び。「周辺海域での領有権問題などを受けた緊張」が高まっていることが背景にあるという。

 支出額が最大だったのは米国で、6110億ドル(全体の36%)。次点の中国は推定2150億ドル(推定13%)で、ロシア、サウジアラビアが続いた。上位15カ国のうち五つはアジア太平洋諸国(中国、インド、日本、韓国、オーストラリア)。日本は前年と同じ8位の461億ドルだった。

 アジア太平洋全体の支出総額は4500億ドルで、うち半分近くを中国が占めた。(c)時事通信社

2017/04/24 09:13(オーストラリア)