福岡県の県立高校の武道大会で2011年、柔道の試合中に頭を打ち、障害が残ったのは高校側の安全配慮義務違反があったからだとして、
当時高校1年生だった男性(22)と家族が約2億6千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福岡地裁は24日、
「教諭らによる対応は安全指導の基本を欠いていた」とし、県に約1億2千万円の支払いを命じた。

判決で平田直人裁判官は、武道大会はクラス対抗形式で生徒間の競争心があおられかねない状況だったと指摘。
「生徒らが勝ちにこだわり冷静さを欠く試合をする恐れがあったのに、事前に適切な指導をしなかった」と判断した。

配信 2017/4/24 21:18

共同通信
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