日本電産は25日、ドイツの家電部品メーカー、セコップグループを買収すると発表した。成長戦略の一つに位置付ける家電向け事業を強化する狙い。

買収額は1億8500万ユーロ(約220億円)で、6月末をめどに全株式を取得する。

セコップグループは冷蔵庫のコンプレッサーを製造し、欧州や中国の家電メーカーなどに販売している。買収によりモーターが中心の家電向け製品のラインアップを増やし、各国市場での販路を拡大する。

売上高、最終利益とも過去最高を更新

また、日本電産が25日発表した平成29年3月期連結決算は、売上高が前期比1・8%増の1兆1993億円、最終利益は24・2%増の1117億円となり、いずれも過去最高を更新した。

産業用モーター事業などが引き続き業績を牽引(けんいん)した。30年3月期も増収増益を予想した。

http://www.sankei.com/west/news/170425/wst1704250068-n1.html