>>111
> 極めて長いスパンでの世界の一体化は
この時点で無理だと思う
物理的な矛盾を抱えている

まず、人口増加を前提とした場合(これは現代がそれになる)
遺伝的な多様化が進む
遺伝形質は住んでいる環境に大きく左右されるので、
人口増加とともに、世界はバラバラにバラけて行く
これは生物学的な歴史(1万年単位の変化)でもはっきりしている
現代の人類は、アフリカ系のように純ホモ・サピエンスと、
100人弱くらいのホモサピエンスがアフリカから出て行って、
原人と交配した人類から成り立っている
アフリカ人以外は、遺伝的形質が非常に近かったが、
その後どんどん分化してきている
当然、人口が増えればふえるほど、突然変異による人種の分化・多様化は進んでいく
グローバリズムはこれとは逆行する交配・単一性強化の動きになる
基本的には、人工交配や民族浄化政策と一致する
単一化はある程度進むかもしれないが、
それには自ずから限界がある
わかりやすいのが北米だ
テキサスより上の比較的涼しく、乾燥している地域には白人が住んでいる
だが、メキシコには白人はほとんどいない
熱帯雨林に近づくほど、白人は減っていく
ほとんどが混血化している
一方、寒冷地には白人が多い
白人の体温はアジア系より高いことがわかっている
つまり、高温多湿に弱く、寒冷地に強いということである

即ち、人種と気候には密接に関係があると言える

これに文化が加わる
例えば島国と大陸文化はかなり異なる
昨年ブレグジットが大いに話題になったが、
英国も日本とよく似ていて、大陸より繊細さを重視する
また、一般的に島国の方がせっかちである
逃げ場も少なく、資源が乏しいためよく働く
例えばハワイ人は、カリフォルニア人よりせっかちだ
一般のイメージとは逆に、ハワイの方が島国的な気質が強い
観光のイメージと現実とは異なる
観光は所詮、テーマパークに過ぎない
ディズニーランドの外に黒くて二足歩行のネズミが住んでいないのと同じことだ
現実世界は、ディズニーで統一されたことなど一度もない
ニューヨークとニュージャージーでも、全然違うという現実が存在しているのである

つまり、グローバル化というのは所詮、資本の自由化に過ぎず、
本当の意味でのグローバル化は持続性0のSFファンタジーの世界の話に過ぎない
文化とビジネスは分けて考えなければならない
それを誤るとフェイクニュースに騙されて、ブレグジットがっかりさんやトランプしょんぼり君になるのである