>>189 基軸通貨としては、英ポンドから米ドルへの移行が戦後にあった。
ところでもしも仮にだが、何かの異変があって、基軸通貨の座が、米ドルから日本円に移ったとしよう。
その場合、先のレスで述べている市場の残酷性が、少なくとも日本国内から消えると思う?

そんなことはないと思うけどね。
キャベツから日本株から日本円から果ては国際的巨大企業の株まで、
それでもそれまでと同じように「残酷な市場」に晒され続けるだろうね。
だって、それは基軸通貨国が大英帝国であった時にも、そしてアメリカ合衆国であった時でも、
その市場の残酷さは存在したのだから。

市場とは「交換価値」を決める場所なので、そこからその「決定性」たる「残酷さ」を奪うのは不可能。
交換価値という残酷さを消滅させるには、マルクス主義の実現しかない。
しかしそれは革命暴力という「残酷さ」を必要とし、官僚主義という形の「残酷さ」を生み出してしまう事が
歴史上証明されてしまっているのだ。人類はどうやら、「残酷さ」から逃れられない運命なようだな。