監査法人の者だが今日同期が亡くなった
決算期末繁忙期最中の急逝、まだ学生上がりで丸二年、あまりに早すぎる死だ

仕事と彼の死との因果関係は分からないが、どうやら働き過ぎがきっかけであることは間違いない
ただ、彼にもまして追い詰められてる会計士は多い
外回りが9割のこの業界、経営陣がどんなに働き方を変えようとスローガンを掲げても、業務管理も健康管理もあなた任せの部分が多い
クライアントは自分勝手なスケジュールを強要してくるし
パートナーは契約破棄をちらつかされて、ほぼ毎日喧嘩ごしの討論
マネージャは現場管理と品質の間で頭を悩ませ
シニアは一時間おきにクライアントのリスクに溜め息をつき
スタッフはやれどもやれども終わらない手続に深夜までPCとにらめっこ
これが資本市場の番人の実態だ

会計士業界の現実をもっと多くの人間に分かって欲しい
上場企業のごく一部が、影響力の甚大なごく一部が
自分の生き残りをかけて、無謀な延命策を講じている裏で
二万あまりの会計士が経済ルールの人柱になっていることを
東芝のような身勝手な会社の裏で、会計士は虫けらのように潰されていることを、世の中は知って欲しい

電通やヤマトの問題もさることながら、会計士業界は死人病人の山、もはや得俵まで追い詰められている
騒ぐのが得意なおまいらに、まずはこの現実を拡散して欲しい