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とはいえ、懐疑論者からは「フェイク」、「宗教団体が信者獲得を目的としたPR」との声もあがっている。
事実関係を確認したところ、確かに「3BC2017」という名の小惑星はNASA公式ウェブサイトのどこを探しても見つけることができなかった。
また通常、小惑星の名称は「2015 BN509」のように、西暦・アルファベット・数字の順で名付けられるため、「3BC2017」という小惑星は存在しない可能性が極めて高い。とはいえ、NASAが情報を隠している可能性もあり、存在しないことを確実に証明する術もないが……。
しかし、今年10月に地球に衝突するといわれている「2012 TC4」は別である。「PHYS.org」(2015年4月13日付)の記事によると、これは名称も正式なもので、NASAにもしっかりと登録されている。
すでに2012年に地球近傍を通過しているが、今年10月12日に再び地球に最接近するという。研究者らによると、「2012 TC4」の軌道計算は困難を極めるため、地球に直撃する可能性も“ある”とのことだ