『稲村ガ崎における下水流出について』
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/gesui/20160425.html
4月14日に稲村ガ崎の崖の一部が崩落し、その後4月22日に周辺に埋まっていた下水の圧送管が破損しました。
この圧送管は、鎌倉地域の約1万7,000世帯の下水を西部ポンプ場から七里ガ浜処理場に送る管です。
圧送管の修復には時間を要するため、やむを得ず4月22日から下水を消毒処理した上で海に放流し、
4月29日からは仮設送水管を設置し、送水の復旧を図りましたが、海への放流を完全に止めることができませんでした。

その後、5月12日から仮設送水管を増設する工事を進め、5月27日午後4時には全ての工事が完了し、
下水の海への放流を止めることができました。

対象地区の皆様には、節水のご協力をいただきありがとうございました。
引き続き、圧送管の本復旧に向けて取り組んでまいります。
なお、水質調査の結果については、引き続きホームページなどでお知らせします。

----

http://www.surfrider.jp/information/1298/
鎌倉市長 松尾 崇
 
稲村ガ崎における圧送管破損事故への市の対応について
今回の事故に関し、市民の皆さんにご迷惑、ご心配をおかけして申し訳ありません。

4月22日に下水の圧送管が破損して以来、やむを得ない措置として、
消毒処理をしたうえで坂ノ下の西部ポンプ場東側から、下水を一時的に海に放流せざるを得ない状況になっています。

この破損箇所は、管の下側の地盤が不安定となっているうえ、稲村ガ崎の崖が崩れる危険性が高いことから、
破損した圧送管の修復には時間を要する状況です。

このため、緊急措置として4月29日未明に仮設の送水管を国道134号海側歩道上に設置し、
七里ガ浜処理場への送水を回復いたしましたが、現時点ですべての量を送水することができない状況です。

市としましては、同日以降連日、送水能力の増強手段について複数の案を並行して検討し、現在は送水管の増設等について、実施に向けた手続きを進めているところです。
現時点では、具体的な工程まではできていませんが、早急に着手するよう全力を尽くしております。

また、材木座から稲村ガ崎にかけて、10カ所程度の水質検査を毎日実施し、その結果を皆様にお知らせしていますので、
ご理解とご協力をお願いしたします。

----

『海水浴場近くで基準超の大腸菌群 鎌倉・稲村ガ崎の下水流出問題』
http://www.kanaloco.jp/article/172275

鎌倉市稲村ガ崎で下水道管が破損し、消毒処理した下水を海に放流している問題で市は13日、材木座や由比ガ浜海水浴場の近くなどで実施した水質調査の結果、
水質基準を3〜6倍超える大腸菌群が検出されたと発表した。検査値は変動する可能性もあるが、市は稲村ガ崎から材木座までの海岸16カ所に案内板を設置し、
海に入ることを控えるよう呼び掛けている。

調査は11日に実施。
放流口から由比ガ浜方面へ50メートル離れた地点で検出された大腸菌群数が、100ミリリットル当たりで基準の6・4倍。
放流口から約1・2キロメートル離れ、材木座と由比ガ浜海水浴場を隔てる滑川河口付近では3・6倍だった。

市都市整備部によると、検出値は日によって変動があり、潮流や風向きの影響を受ける可能性もある。11日は風速25・1メートルの強風だったという。
4月に歩道が陥没し、地下に埋設されていた下水管が破損。市は仮排水管を2本敷設したが、処理しきれない分は海に流している。
今後、さらに太い管を設置する準備を進める。放水量を減らすため、市南部の雪ノ下や扇ガ谷など15地区に節水も呼び掛けている。

----

なるほど
こういうお土地柄だったんだな

納得