昔読んだ小説。
大金持ちが不治の病に罹り、将来誰かの肉体に入れ替える為に健康である脳を摘出して保存することになった。
手術が終了して意識が回復した時、最初に感じたのはとてつもない激痛。むき出しの神経が培養液に直接触れて
いる事によるもの。誰か保存容器を叩き壊して俺を踏み潰してくれと願うが当然誰にも伝わらない。のんびりプカプカと
浮いているように見えるだけ。気が狂うような激痛の中、彼は医者の言葉を思い出す。「理論上は半永久的に生存が
可能です・・・」