読売新聞 2017年05月10日 11時23分

フジテレビジョンの日枝久会長(79)が、代表権のない取締役相談役に退くことが10日、分かった。

日枝氏は1988年に社長に就任し、会長時代も含め約30年にわたって同社のトップを務めたほか、2003〜06年には日本民間放送連盟会長を務めるなど放送界をリードしてきた。
同社や産経新聞社などからなる企業体「フジサンケイグループ」代表は引き続き務める。

後任の会長には、フジ・メディア・ホールディングスの嘉納修治社長(67)が就任する見通し。人事は6月の株主総会後に開く取締役会で正式に決定する。

日枝氏は1961年にフジテレビに入社。
80年に編成局長に就くと、「オレたちひょうきん族」「なるほど!ザ・ワールド」などの人気番組を送り出し、82年に視聴率を在京局トップに押し上げた。

http://www.yomiuri.co.jp/culture/20170510-OYT1T50060.html?from=ytop_main5