中国人漫画家の孫向文氏がSEALDsに苦言「考えがすごく甘い」
http://news.livedoor.com/article/detail/11147938/

その日、僕は、同じく反中国共産党の漫画家・変態唐辛子(本名:王立銘)さんと一緒に、中国共産党による人権弁護士狩りに抗議するため、国会にデモに行ったんです。
そしたら、たくさんの安保改正法案反対派の人たちがいました。話題のSEALDsもラップ混じりに安倍政権を批判していましたが、僕はそれに対してすごく違和感を覚えたんです。

なんで、海外の脅威に対してアメリカとの同盟関係を強化することが戦争法案になるのかと。
彼らは話し合えば中国とも分かり合えると主張しましたが、中国人である僕からすると、その考えはすごく甘いです。これまで中国共産党はチベットを強制的に支配したり、今は東シナ海に対する圧力を強めたりしています。
日本が弱腰な態度を見せていたら、すぐに尖閣諸島に対しても侵攻しにきますよ。

僕としては、日本はもっとアメリカを始めとする世界の軍隊と協調関係を深め、その力を背景として、中国共産党の横暴に対してNOと言ってほしいんです。
鳩山さんは東アジア共同体を提唱するなど、中国との協調関係を進めました。当初、僕も民主党を大歓迎しましたが、結局、日中が本当の友人関係になることはなかったんです。
民主党政権は、中国共産党によるウイグルやチベットの侵略問題も声をあげず、中国共産党の横暴を全て見過ごしました。
お隣の日本が何も言わないから、中国はどんどん図に乗ったんですよ。

中国共産党は、中国国内に対する言論の締め付けを厳しくしたり、アジアの中で我が物顔にのさばるようになったんです。
そして最終的には、民主党政権の時代に、尖閣諸島問題が起こって中国で大規模デモが起こり、両国の関係は自民党政権のとき以上に悪化しました。
こうした両国の関係の悪化、並びに中国政府の横暴は、民主党が弱腰だったことが、招いた結果だと思います。安保法案の改正が必要となったのも、民主党政権のツケだと思うんです。