14日午前8時50分ごろ、相模原市中央区横山の市道交差点で、交通違反の車を追跡しようとした神奈川県警相模原署のパトカーが、同市中央区の女性会社員(55)のミニバイクと出合い頭に衝突した。会社員は肋骨(ろっこつ)にひびが入るけが。

 同署によると、現場に信号機はなく、パトカー側に一時停止義務があった。同署はパトカーの男性巡査部長(33)の安全確認が不十分だったとみて、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで捜査している。

 パトカーは、交差点で左折禁止を違反した車両を発見し、追跡のため直進しようとしたところ、右方向から進入したミニバイクと衝突。赤色灯を点灯させたが、サイレンは鳴らしていなかった。

 相模原署の本城宏一副署長は「事実関係を詳細に調査し、厳正に対処する」とコメントした。

http://www.sankei.com/affairs/news/170514/afr1705140009-n1.html