世界の高校生が国連の会議を模して国際問題を討議する「グローバル・クラスルーム国際模擬国連大会」がニューヨークで12〜13日に開かれた。
主催団体は13日、日本から参加した渋谷教育学園渋谷高(東京都)、渋谷教育学園幕張高(千葉市)、灘高(神戸市)の3校が優秀賞を受賞したと発表した。

主催者によると、世界各地から約1600人の高校生が参加。模擬国連は自分の国と関係なく割り振られた担当国の外交官になりきって、決議案をまとめるための交渉力を競う。
日本の高校生の多くは西アフリカの島しょ国カボベルデを担当した。

化学兵器問題を議論した灘高3年の北口智章さん(18)=神戸市東灘区=は「ほかの人の意見を取り入れたのが評価されたと思う。約半年間準備してきた努力が報われた」と喜びを語った。

海洋汚染の問題の討議に参加した渋谷教育学園幕張高3年の小寺圭吾さん(17)=千葉市=は「リーダーシップを取って議論を効果的に進めることができた」と笑顔。
小寺さんと組んだ同校3年の高橋千佳さん(17)=千葉県船橋市=は「最優秀賞が取れなくて悔しかった」と話した。(共同)

「グローバル・クラスルーム国際模擬国連大会」で優秀賞を受賞した(左から)渋谷教育学園渋谷高の小牧薫子さんと鶴巻明梨さん、渋谷教育学園幕張高の小寺圭吾さんと高橋千佳さん、灘高の北口智章さんと柳津聡さん=13日、ニューヨークの国連本部
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配信 2017.5.14 18:26更新

産経ニュース
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