輸入が禁止されているコカインなどの麻薬を違法に輸入したとして、山形県警酒田署、県警組織犯罪対策課、東京税関酒田税関支署などは15日、鶴岡市下山添、地方公務員、アメリカ国籍のボスウェル・マイルズ・ネイドン容疑者(24)を麻薬及び向精神薬取締法違反(輸入)容疑で逮捕したと発表した。同容疑者は2016年7月から、同市内の小中学校で外国語指導助手(ALT)として英語を指導していた。

 逮捕容疑は17年3月中旬ごろ、違法薬物を含有する紙片1枚(約0・7グラム)をオランダから、日本国内に輸入したとしている。普通郵便を利用。成田国際空港に到着後に横浜税関川崎外郵出張所に送られ、LSD、コカイン、ケタミン、MDMAが検出された。県警の調べに対し、黙秘しているという。

 逮捕を受け、鶴岡市教育委員会は会見を開いた。加藤忍教育長は「公務員として一人の人間として到底許されない。児童や生徒と保護者、市民の信頼を著しく裏切るもので、深くおわび申し上げます」と陳謝した。ボスウェル容疑者に事実確認の上、市教委は処分を決定する。【松尾知典、的野暁、長南里香】

毎日新聞 5/16(火) 9:04配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170516-00000012-mai-soci