JR西日本広報部の担当者は「痴漢に間違われるのはまれなケース。男性専用車両を求める声は多い状況にない」。別の鉄道会社の広報担当者は「男性専用車両はむさ苦しくて、乗りたくない人が多いのでは」と言います。

 国交省にも男性専用車両を求める意見が年に数件寄せられているようですが、鉄道サービス政策室の担当者は「社会のニーズが高まるかどうかで、あとは各事業者の判断です」。

 男性専用車両はなぜないのか。理由は、鉄道会社側が「ニーズがないから」と判断しているのが理由のようです。