http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170516/k10010984081000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_009

大手電機メーカーの「日立製作所」は、サイバー攻撃で被害を受けた電子メールの管理などを行うシステムについて今週中に復旧する見通しになったと発表しました。一方、家電製品の受注や発注を行うシステムは18日から復旧作業を進めますが、今のところ大きな混乱はないとしています。
世界各地で大規模なサイバー攻撃の被害が広がる中、「日立製作所」は15日、国内の事業所や海外のグループ会社などで一部のサーバーがウイルスに感染し、電子メールの送受信ができなくなったり、添付ファイルが開けなくなったりするトラブルが起きたことを明らかにしました。

ただ、その後復旧作業が順調に進み、電子メールの管理などを行うシステムについては今週19日までに復旧できる見通しになったということです。

一方、家電量販店などとの間で商品を受注したり発注したりする際に使うシステムについては18日から復旧作業を進めるということです。

現在、家電量販店などとの間で商品の受注や発注ができない状態が続いていますが、商品の在庫が一定程度確保されているため、システム障害による大きな混乱はないということです。

会社では今回のシステム障害は世界各地で相次いでいる一連のサイバー攻撃による被害と見ていて、復旧作業と合わせ原因の特定を急いでいます。

5月16日 20時49分