「一帯一路」貿易文書、英仏独など署名拒否

 中国・北京で15日に閉幕した現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」国際協力サミットフォーラムで、英国、フランスやドイツ、ギリシャなど欧州連合(EU)加盟国の一部が貿易推進に関する文書への署名を拒否していたことが分かった。
 仏メディアが報じた。公共調達の透明性や環境基準などをめぐる欧州側の懸念が考慮されていなかったためという。

 中国外務省の華春瑩報道官は16日の記者会見で「(報道された文書は)分科会で発表された貿易協力推進に関する提案だと思われるが、各方面が自発的に参加した提案であり多くの国から支持を得ている」と述べ、報道を事実上認めた。(北京 西見由章)

産経ニュース 2017.5.17 08:06
http://www.sankei.com/world/news/170517/wor1705170003-n1.html