05月17日 12時45分

青森市は、北朝鮮情勢を巡って安全確保に懸念があるとして、この夏に予定していた中学生を韓国に派遣する事業の中止を決めました。

青森市は、友好交流都市の協定を結んでいる韓国のピョンテク市との間でおよそ20年前から中学生を派遣したり、受け入れたりする交流事業を行っています。

例年、青森市の中学生が7月下旬に、ピョンテク市の中学生が8月上旬に、それぞれの市を訪問し、5日間ほどホームステイしながら交流を図っていて、ことしも同様の日程で実施する予定でした。

しかし、北朝鮮情勢を巡って安全確保に懸念があるとして、青森市は、中学生の派遣の中止を決め、ピョンテク市からの受け入れも中止にする見込みだということです。

この交流事業は、おととしにも、重い肺炎などを引き起こす「MERSコロナウイルス」の感染者が韓国で急増したことを受け、中止になっています。

青森市教育委員会は、「今回は、参加希望者を募る前だったが、安全を第一に考えての判断なので、参加を考えていた生徒やその保護者には理解してもらいたい」と話しています。


http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6083476041.html